ANA マイルでスターアライアンス世界一周航空券を発券してみた

ANA のマイルが貯まったのでスターアライアンスの世界一周航空券を発券してみました。

予約の方法についてはすでに多くのサイトで情報がありますので、この記事では個人的に疑問に思ったことや、次に申し込むときに気をつけたほうがよいと思ったことを中心にメモしておこうと思います。

実際に予約をしたのは2023年11月です。記事公開の時点では状況が異なる可能性があります。

(記事自体は以前に書いていたのですが、公開しておらず1年経ってしまいました…)

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東・西まわり一方向のルール、アメリカ国内での移動はどうなる?

スターアライアンスの世界一周航空券には、東・西まわりどちらか一方向で旅程を進めなければならないというルールがあります。

今回は西回りで、はじめにヨーロッパを訪れたあと北アメリカへ移動し、その後日本へ戻るルートを想定していました。 日本へ戻る際に ニューヨーク - 東京 のフライトを利用したいですが、アメリカ西海岸の都市にも行きたいと思いました。 そうすると、アメリカ国内で西から東へ逆方向に戻るルートができてしまいます。

ANA サポートに聞いてみたところ、アメリカ国内でのルート制限はなく、アメリカ国内で西から東へ移動するルートは予約可能という見解でした。 例えば、次のようなルートが組めます。

ヨーロッパの都市 → 【大西洋】→ カナダ (トロント) → シアトル → ヒューストン → ニューヨーク → 日本

世界一周のルートを決める

スターアライアンスのサイトに世界一周のページがあり、このページでルートを考えることができます。

当然のことながら、スターアライアンス加盟の航空会社が就航していない都市は、フライトとしてルートに含められません。 まずは希望する出発地・到着地の間でフライトが存在するのかどうかを確認することにしました。

一年後の日付は選択できないようだったので、一旦適当な日付で入力をして、ルート自体が組めるかどうかを確認しました。 ルートの入力が終わると、総マイル数が表示されます。 ここから、予約に必要な ANA マイル数を確認しておきます。

ANA のサイトで特定航空券の空きをさがす

ルートがある程度決まったら、ANA のサイトで特典航空券の空きを検索します。

システム上、往復での検索しかできないため、出発地と到着地を入力して往復航空券として一旦検索をします。 これを各区間で繰り返して 空席待ち の表示がない予約可能なフライトを探し、便名・日付をメモしておきます。

ANA に電話する

希望するルートのフライトと空席があることが確認できたら、ANA に電話をして予約をします。

私はスーパーフライヤーズデスクに電話をしました。

国際線 一般・特典予約の受付時間は24時間となっていますが、私が予約をした2023年11月のタイミングでは、一部サービス休止の時間帯がありました。 朝の8時と夜22時から受付をしており、その時間帯の電話は比較的繋がりやすかったように思います。 お昼時は20~30分ほど待ってから電話がつながりました。

電話が繋がったら、オペレーターに世界一周航空券を予約したい旨を伝えます。 すると「どの便ですか?」と旅程を聞かれるので、あらかじめメモしておいた日付と出発・目的地、便名を伝えていきます。

日付と出発・目的地だけを伝えて、空きがある便がないかどうかその場で聞くこともできますが、長い旅程のすべてを電話でやり取りをするのはお互い大変だと思います。 あらかじめ大体のルートを決めておくのが良いです。

あらかじめ Web で見つかったルートよりも良いルートがあれば提案してくれることもあるようです。 私の場合、Web では乗り継ぎ2回のフライトが表示された区間について、乗り継ぎ1回のフライトもありますよと提案いただいたので、そちらでお願いした区間がありました。

ANA マイルでは 355 日先の便までが予約ができますが、利用する航空会社によっては先の日程が予約できない場合もあるようです。 例えば、United は336日後までが予約可能とのことで、それ以降の日付は、まだ特典枠が開放されていない状態とのことでした。 このような場合、その時点で予約可能な適当な日付で予約を入れておき、座席が開放されてから日時・便変更を依頼することは一応できます。

すべての旅程を伝え終わったら、必要マイル数が足りているかどうか、発券前に確認してもらうことが可能です。 必要マイル数が足りないと、発券前に一旦の仮予約をすることもできないので注意する必要があります。 確認結果を教えていただくまでには、電話口だと10分ほど時間がかかるようです。

旅程を電話で伝えたあと、実際にチケットを発券するまでには3日間の猶予がもらえます。 【ANAより】期限:11月17日13時10分 予約内容のご案内 といったタイトルで予約内容の確認メールが届きますので、この期限の日時までに発券手続きをする必要があります。

ANA 運行のフライトについては、この発券猶予の日時まで待ってもらうことができます。 しかし、提携他社運行のフライトによっては、24時間ほどで予約を確定しないといけない場合があるそうです。 そのような場合では、折返し確認の電話をもらえるようでした。

発券までの猶予期間中は、ルート変更やフライトの追加がお願いできます。 人気路線や特典航空券の枠が少ないファーストクラスなど、乗りたいフライトがある場合では、まずそのフライトを含む予約をしてしまうのが良いと思いました。

発券する (支払い)

すべてのルートが確定したら発券の依頼をします。 発券猶予の期限までに支払いを済ませる必要がありますが、電話がつながるまでに時間がかかるといったことが想定されるので、余裕を持って発券依頼をしたほうが良いです。

最終的な必要マイル数や税金の金額については、専任の別部門で計算が行われ、折り返しの電話で教えてもらえます。 内容に問題がなければ、マイレージアカウントに登録のクレジットカードで決済します。 このとき、税金の支払いにスカイコインは利用できません。


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